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2015年5月11日

低血糖について(その2)

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Ⅳ どんな人が低血糖になるのか

⒜絶対に低血糖をおこさない人

①食事療法と運動療法だけの人

②α-グルコシダーゼ阻害薬(ベイスンなど)内服中の人

③ビグアナイド薬(メトグルコなど)内服中の人

④インスリン抵抗性改善薬(アクトス錠)内服中の人

⑤SGLT2阻害薬(スーグラ錠、フォシーガ錠など)内服中の人

 

⒝低血糖を起こす可能性のある人

①グリニド薬(シュアポスト錠・グルファスト錠)内服中の人

②スルフォニル尿素薬(アマリール錠・グリミクロンなど)内服中の人

③インスリン注射をしている人

④DPP4阻害薬(ジャヌビア錠、ネシーナ錠、エクアなど)内服中の人

⑤GLP-1アナログ製剤(ビクトーザ、バイエッタなど)注射をしている人

 

ただし、⒜の人でも⒝の治療を同時に受けている人は、低血糖になる可能性があります。

 

Ⅴ 低血糖になったらどうすればよいのか

⒜意識があるとき

糖質(炭水化物)を含む食べ物や飲み物をとります。α-グルコシダーゼ阻害薬を服用している人は、炭水化物や砂糖では吸収が遅くなるためブドウ糖をとるべきだともいわれていますが、これは食後2時間までの薬が効いている間のことで、それ以降に起きた低血糖の場合や、手元にブドウ糖がないときには、普通の砂糖や炭水化物を含むものでも、回復に差はありません。

 

⒝意識がないとき

意識がはっきりしないときに、家の人が口の中に何か食べ物を無理やりいれようとすると、誤って肺に誤飲して窒息したり、口の中に入れた指をかみ切られたりする危険性があります。このようなときには、ハチミツをスプーンで口の中に入れて貰うようにしてください。意識がなくても原始的な生理的反射で、人は口の中に入ったものを自然に吸い込む仕組みになっています。また、ハチミツは粘度が高いので、意識がない人が吸い込んでも、誤って肺に入る心配がないので、このようなときはとても重宝します。意識が戻ったら、必ず食事や飲み物をとります。

ハチミツを何回も口の中に入れても意識がはっきりしてこないときには、病院で治療を受ける必要があります。すぐに救急車を呼ぶか、主治医に連絡して下さい。

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