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お知らせ
2015年6月1日

旅行するときのヒント

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国内であろうと海外であろうと、アフリカでも南極でも、どこにでも旅行できます。糖尿病だからといって、旅行できないところはありません。しかし、糖尿病で内服治療中の人や、インスリン治療中の人は少し注意する必要があります。

 

Ⅰ 一般的な注意

①無理のない計画をたてること

早朝の出発や深夜の到着等、食事時間が大きくずれる危険性のある旅行計画は避けるのが賢明です。ツアー旅行に参加するときは日程表の確認を忘れずに。

②国内旅行の場合は健康保険証を携帯する。

急な発熱や、糖尿病薬の紛失などで、訪問先の医療機関を受診する必要が生じた場合に、保険証が必要になります。出かけるときは、忘れずに。

③海外旅行の時は英文で書かれた治療内容などの証明書を携帯する。

当クリニックでは専用の証明書をお渡ししています。

④高速道路の渋滞、列車の遅れ、飛行機の乗継ぎ便の遅れ等、思わぬ所で足止めされて、食事時間が遅れてもいいように、低血糖用の軽食を携帯する。

特に、海外旅行の時の飛行機の乗り継ぎ便などの遅延は、日常茶飯事です。交通機関は遅れるものと思って、旅行のスケジュールを組みましょう。

⑤その土地の名物料理を食べ過ぎるなど、食事療法が乱れがちになりますから、食事には特に気を付けて下さい。

国際線の機内食はエコノミークラスでも、1食当たり1200〜1500キロカロリーもあります。くれぐれも食べすぎには十分注意してください。

⑥海外旅行の時は、旅行者用医療保険に必ず加入していくこと。

米国では医療保険証がないと、医療機関を受診できないこともあります。また、自費診療ではとんでもなく高額な医療費を請求されます。必ず加入してから出発して下さい。

 

Ⅱ インスリン治療をしている人の場合

①インスリンの保管は常温でよい。

一昔前のインスリン製剤は純度が低かったので、必ず冷所保存する必要がありましたが、現在のインスリン製剤は純度が高いので、数ヶ月以内に使い切る場合は、インスリンを冷所保存する必要はありません。旅館やホテルで、あわてて冷蔵庫に入れる必要はありません。

②車で旅行するときは、ダッシュボードやトランクなどの高温になる所でインスリンを保管することは、絶対に避けて下さい。

③海外旅行で時差のあるときはインスリン注射の時間・量の変化に注意が必要です。

必ず、主治医に日程表を提示して、具体的な指示を受けて下さい。

④インスリンのバイアルは割れ易いので、取扱に注意すること。

⑤インスリンを入れたバッグは、チェックイン・ラッゲジにしないで、機内持ち込みにして下さい。乱暴に扱われてインスリンバイアルが破損する危険性があるのと、バッグそのものが盗難に遭い、紛失する可能性があるからです。

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