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2024年9月17日

糖尿病と感染症(その2)

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Ⅲ 主な感染症と対策

(1)尿路感染症
 女性に多い感染症です。通常は尿道から感染して膀胱、腎盂炎、腎盂腎炎と重症化していきます。対策としては、①水分を十分にとる、②尿意を我慢しない、③膀胱機能障害があるときは、時間を決めて定期的にトイレに行く、④女性の場合は、特に陰部の清潔に心掛ける。

(2)上気道炎・肺炎、結核
 上気道炎とはいわゆる風邪のことです。風邪をこじらすと、気管支炎、肺炎を引き起こします。結核は、戦前から戦後の一時期までは日本の死因の第一位だった病気です。現在は治療法が進んだので結核で亡くなる人は少なくなりましたが、患者数事態はあまり減っていません。結核は感染力がとても強い感染症なので油断は禁物です。対策としては、①こまめにうがいをする、②インフルエンザなどの予防接種を受ける、③風邪だと思っても油断せず、適宜医師の診察を受け、その指示に従う。

(3)歯周病
 歯周病は、口腔内の細菌による歯茎の慢性感染症です。歯周病で血糖コントロールが悪化することもあります。対策としては、①歯磨きをしっかりと行う、②歯間ブラシやフロスを使って歯と歯の間もきちんと掃除する、③定期的に歯科受診をして、歯石除去などの歯科健診を行う。

(4)皮膚感染症・足病変
 白癬(水虫)やカンジダ症が全身に起きやすく、足の水虫が潰瘍へと進行し、壊疽の原因となることもあります。対策としては、①体を清潔に保つため、毎日入浴する、②入浴の度の足の手入れを習慣づけ、小さな傷や水虫も早めに治療す

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