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お知らせ
2016年6月6日

肌を守るために(その2)

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Ⅳ 足に注意を
 
 春から夏にかけての暖かい季節は、他に季節よりも素足になったり、ショートパンツを履いたりする機会も多くなります。毎日、寝床にはいる前に自分の足に簡単なマッサージをしましょう。できれば、足用の保湿クリームを用意して、踵をはじめとした足全体に塗って、足の皮膚をなめらかに保つようにしましょう。ただし、保湿用クリームを足の指の間に塗ると、水虫が繁殖しやすくなるので注意して下さい。
 糖尿病患者は足に「たこ」や「まめ」を作りやすいので、毎日の入浴の際に軽石を使って、足の硬くなったところをコントロールするようにしましょう。ただし、一度主治医に相談して、軽石を使ってもよいと許可を得てからにして下さい。濡れている皮膚を軽石でこすってから、保湿用のクリームを塗る様にしましょう。
 毎日、足の手入れをするということは、糖尿病患者に見られる糖尿病性末梢神経障害、末梢循環障害、壊疽などの合併症の早期発見にもつながります。僅かな異常でも、すぐに主治医に相談するようにしましょう。

Ⅴ 直射日光から皮膚を守ろう
 
 多くの女性は冬の間も紫外線防止効果(SPF15)があるファンデーションを顔に使っていたと思いますが、春から夏の季節は、この紫外線防止効果のあるクリームを露出する皮膚全体に使用する必要があります。これは皮膚の老化を防ぎ、さらに皮膚癌の予防になります。男性でもゴルフの時はもちろん、普段でも日焼け止めクリームを使うようにしましょう。

Ⅵ 顔について
 
 浜辺や野球観戦などに限らず、外出するときは必ずサングラスを使いましょう。まぶしいからと眼を細めることは、烏の足跡や顔の小皺を作る原因になります。さらに、強い直射日光は白内障の原因とも成ります。
 女性は口紅を選ぶときにも、紫外線防止効果のあるものを選ぶようにしましょう。また、化粧品を選ぶときには、自分の好みのものを選ぶのは当然ですが、もし使用中に皮膚に刺激症状が出たときは、直ちに使用を中止しましょう。

 なめらかで湿潤な健康的な皮膚を維持しているということは、糖尿病患者さんの日常生活も健康だといえます。普段から皮膚の手入れを怠らずに健康な毎日をお過ごし下さい。

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