再診の方は原則「予約制」となります。
052-930-1311
お知らせ
2019年12月23日

血糖自己測定について(その2)

0

Ⅳ SMBG機器使用時の注意
 
(1)常温で操作すること
10℃以下または40℃以上では反応が正しく行われません。夏場の自家用車内への放置後の使用、又は寒冷地や冬場での使用に際しては注意が必要です。

(2)校正が必要な機器は必ず指示通りに校正すること。

(3)専用のグルコースコントロール溶液で値の確認を行うこと。

(4)必要十分な血液量を穿刺部位より出すこと。
無理に絞り出してリンパ液などの組織液と血液検体を混在させることのないようにします。

(5)センサーに血液を吸入させる際は、通知音が鳴っても十分量の血液が吸入されて血糖測定が開始されたことを確認してから指を離すこと。

(6)SMBGは様々な外部条件で測定値が変わることを理解すること。
貧血、血液中の酸素分圧、ビタミンCや尿酸などの還元性物質、温度などが影響します。

Ⅴ SMBGでよりよい糖尿病コントロールを得るために守るべきこと

(1)血糖値をいつ計るのか
 インスリン注射している場合は、1日4回、毎食前と就寝前の4回計るのが理想です。少なくても、早朝空腹時と就寝前の2回は測定するようにしたいものです。この他、低血糖あるいは高血糖を疑わせる自覚症状が出たときは、速やかに血糖値を測定します。また自動車を運転する前に血糖値を測定して、運転中の低血糖による事故を予防することも必要です。
 経口薬を内服している場合は、早朝空腹時血糖値の1回だけでも良いでしょう。

(2)血糖値をどのように判断するのか

1)血糖値が予想した値よりも低いとき
低血糖になっていないかを、自覚症状の有無を含めて、判断します。 明らかな低血糖状態にあるときは速やかに補食して、インスリン注射時間を食事中あるいは食直後に変更します。
 
2)血糖値が予想したときより高いとき
高血糖になる原因が思い当たらないときは、徒に測定を繰り返すのは止めて、翌日の同じ時間も同様な高血糖という結果がでるどうかで、判断するようにします。血糖値が高かったからといって、インスリン注射量を極端に増量することは、決して行ってはいけません。 

一覧に戻る
0
ページトップへ
ご予約はこちらから
tel 052-930-1311 FAX 052-930-1310
再診の方は、原則「予約制」となります。※急患や初診患者はこの限りではありません
地下鉄東山線千種駅5番出口から徒歩1分
地図を見る
診療時間と休診日