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2018年4月29日

運動はいつ行うと効果的か(その2)

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Ⅳ 食後の運動
 
 食後の運動は、食事により血糖値が上昇するために、脂肪細胞ではブドウ糖(血液中の糖分)からの中性脂肪の合成が盛んに行われるようになります。この結果、中性脂肪の分解が低下して、脂肪の分解産物である遊離脂肪酸(FFA)濃度が低下するため、運動中のエネルギー源としてはFFAよりもブドウ糖が使われるようになり増す。従って、運動中に余計に糖が消費されるようになります。
 また、運動を開始すると、インスリンの作用もさることながら、運動による直接的な刺激でブドウ糖の細胞への取り込みを亢進させるため、インスリンを節約する効果が期待できます。

Ⅴ 運動を小分けにしましょう
 
 これまで運動療法はできるだけ毎日30分以上続けて行うのが理想的だと指導されてきました。これは今でも正しくて最も好ましい運動療法として推奨できます。
 しかし、運動をいっぺんにやらずに小分けしたら本当に効果はないのでしょうか。
 そこで、運動を小分けすると本当に運動の効果がなくなるのかを確かめた実験の成績を紹介します。68才から86才までのメタボリックシンドロームの高齢者を対象に、運動習慣の形成しやすさをみるために、朝、昼、夕の食前に10分間の運動を続けたときの効果をみてみました。この結果、持久力は向上し、肥満度は有意に低下しましたが、肥満判定以下にまで改善した人はいませんでした。メタボリックシンドローム診断基準の内の一項目以上の改善が62%の人で認められました。
 この成績から判ることは、運動を分割方式で行っても、十分な運動時間を確保することで、メタボリックシンドロームの改善に繋がるくらいの効果が得られることを示しています。

Ⅵ いつでも、どこでも
 
 これらの成績からいえることは、運動は血糖値を低下させる最も簡単な方法であり、朝、昼、夕、食前、食後などにとらわれることなく、いつでも行うことに意義があることが判ります。
 自分に最も運動習慣が形成しやすい時間に、最も長続きする方法と運動時間で、運動療法を行えばよいということになります。さらに、余分な脂肪を除去するという観点でいうならば、僅か数分でも、ちょっとした空き時間を活用して、こまめに積極的に歩くことが重要だといえるでしょう。

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