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2017年10月10日

Glycemic  Index(GI)について(その2)

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Ⅳ 食事のGI
 
 実際の食事は、単一の食品でとるものではなく、数種類の食品を組み合わせて、調理して摂取しています。食事の時のGIの計算式は次のようになっています。
  
食事のGI=Σ(食品のGI×その食品の摂取炭水化物量)
                ÷ 総炭水化物摂取量
 
 この計算式で1日のGIを計算すると、GIには主食の影響が極めて大きく、その大半を占めることが判ります。

Ⅴ GIの問題点
 
 GIは食品成分値のような絶対値ではありません。食物を摂取したときの生体の反応を数値化したもので、同じ食品でも、煮た場合や焼いた場合などのさまざまな条件で変化するため、いくつかの問題点があります。

1) 個人差が非常に大きい(30%位は値が変動します)。
2) 同じ個人でも摂取の状況でGIの変動が大きい。
3) 複雑な混合食の場合のGIの信頼性がはっきりしない。
4) 食品によっては実際よりもGIが低く計算されてしまうことがある。

Ⅵ GIをどのように考えるか
 
 健常人で計算されたGIを、糖尿病患者にあてはめてもよいのか、未だに議論があるところです。GIが高いから悪い食品で、低いからよい食品だとは、一概には決められません。単一の食品のGIにとらわれるのは賢明とはいえません。今のところ、GIは参考程度に考えるがよいようです。

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