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2017年11月14日

メタボリックシンドローム(その2)

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Ⅲ 日本版メタボリックシンドロームの定義と診断基準
 
 我が国の検討委員会では「メタボリックシンドローム」ということばを唯一の用語として定め、メタボリック症候群、代謝異常症候群、代謝症候群などという紛らわしい用語は用いないこととしました。
 また、メタボリックシンドロームで冠動脈疾患の危険因子が多く存在するのは偶然ではなくて、共通の発症機序を持った一つの疾患単位として捉えるべきだとしています。
                
メタボリックシンドロームの診断基準

我が国の診断基準           国際糖尿病学会の診断基準

内臓脂肪(腹腔内脂肪蓄積)      中心性肥満
ウエスト周囲径  男性≧85cm     ウエスト周囲径 男性≧94cm
         女性≧90cm             女性≧80cm
(内臓脂肪面積 男女とも100cm2     (これはヨーロッパ人の場合で
          以上に相当)        それ以外の地域では別基準)

  上記に加え以下の2項目以上       上記に加え以下の2項目以上

1)高中性脂肪血症≧150mg/dl   1)高中性脂肪血症          
                       ≧150mg/dl           
    あるいは本症治療中       かつ/または              
  低HDLコレステロール血症    2)低HDLコレステロール血症
   <40mg/dl (男女とも)         男性<40mg/dl
                         女性<50mg/dl 
    あるいは本症治療中
2)収縮期血圧 ≧130mmHg     3)収縮期血圧 ≧130mmHg 
     かつ/または                または
  拡張期血圧 ≧85mmHg        拡張期血圧 ≧85mmHg 
           あるいは以前より高血圧治療中

3)空腹時血糖≧110mg/dL 4)空腹時血糖値≧110mg/dL
  あるいは以前より糖尿病治療中

★ウエストは立位、軽呼吸時、臍レベルで測定します。
 脂肪蓄積が著明で臍が下方に偏位している場合は、肋骨下縁と前腸骨棘の中位の点で測定します。
★メタボリックシンドロームと診断された場合は、糖負荷試験が薦められるが、必須ではありません。
★糖尿病、高コレステロール血症の存在はメタボリックシンドロームの診断から除外されません。

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