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2023年4月3日

動脈硬化予防のための食糧療法(その2)

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Ⅱ ガイドラインでのクリニカルクエスチョン方式 (その2)

5 コレステロール:コレステロールの摂取量を制限することは動脈硬化性疾患発症の予防に有効か? 
→高LDLコレステロール血症の患者ではコレステロールの摂取を200mg/日未満に減らすことによってLDLコレステロール低下効果が期待できる(推奨レベルA) 
→高LDLコレステロール血症の患者ではコレステロールの摂取を制限することによって動脈硬化性疾患発症を予防できる可能性がある。(推奨レベルA) 

6 野菜:野菜の摂取量を増やすことが動脈硬化性疾患予防に推奨できるか?
→野菜の摂取は冠動脈疾患および脳卒中リスクを低減させる可能性がある(推奨レベルA)
→緑黄色野菜の摂取は脳卒中リスクを低減させる可能性がある(推奨レベルA) 

7 海藻:海藻の摂取を増やすことが動脈硬化性疾患予防に推奨できるか?
→海藻の摂取は動脈硬化性疾患発症予防に有用である可能性がある(推奨レベルB) 

8 果物:果物の摂取量を増やすことは動脈硬化性疾患予防に推奨できるか?
→果物の摂取は冠動脈疾患および脳卒中リスクを低減させる可能性があり、糖質含有量の少ない果物を適度に摂取することが勧められる(推奨レベルA)

9 果物を含むか加工食品:果物を含む加工食品の摂取量を減らすことが動脈硬化性疾患予防に推奨できるか?
→果物を含む加工食品の大量摂取は動脈硬化性疾患のリスクを高める可能性があり、減らすことが望ましい(推奨レベルB)
→果物を含む加工食品の摂取量を減らすことで中性脂肪の低下が期待できる(推奨レベルB) 

10 大豆・大豆製品:大豆・大豆製品の摂取が動脈硬化性疾患の予防に推奨できるか?
→大豆・大豆製品の摂取は冠動脈および脳卒中リスクを低減させる可能性があり、摂取が勧められる
(推奨レベルA) 

11 日本食旧本食パターンの食事は動脈硬化性疾患予防に推奨できるか?
→肉の脂身や動物脂(牛脂、ラード,バター)を控え、大豆、魚、野菜、海藻、きのこ、果物、未精製穀類を取り合わせて食べる減塩した日本食パターンの食事は、動脈硬化性疾患予防に推奨される
(推奨レベルA)

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