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2015年3月30日

外食を上手にするヒント

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Ⅰ はじめに

この頃は、外食産業の発達や、仕事上のつき合いなどで外食する機会が多くなりました。糖尿病の人が宴席の料理や外食を上手にとれるようになったら、食事療法は上級の域に達したといえます。宴席で、「自分は糖尿病だから」と、断ることができる人は少ないと思います。どのようにしたら上手に外食をすることができるのでしょうか。

 

Ⅱ 外食料理の問題点

外食を上手にするためには、まず外食の問題点を正しく理解することから始めましょう。外食料理の問題点をあげると、次のようになります。

①量の把握が難しい。

②個人的な嗜好に偏りやすく、栄養的にバランスを崩しやすい。

③良質な蛋白質の摂取が難しい。

⇨表3は食事によって、多いものと非常に少ないものがある。

④脂肪およびエネルギーの過剰摂取になりやすい。

⇨表1、表5の使用量は、全体的に多い傾向にある。

⑤脂肪の質にも問題がある。

⑥野菜(表6)の使用量が少ない。

⑦味付けの濃いものが多い。

⇨塩分の過剰摂取になりやすい。

⑧一食当たりの単位が多く、指示された単位をオーバーしやすい。

 

Ⅲ 外食をするときのポイント

①外食を一日一回以内にとどめ、食事量を一日の指示単位量の中で計画的にとる。

②丼ものなどの一品料理を避け、弁当、割子、定食物などの単位の把握しやすい

ものにする。

③自分の単位にあったもの、合わせやすいものを注文する。

④一日の食事の中で、外食の時の食事の偏り、過不足を是正する。

⑤野菜が少ない場合は、野菜料理を一品追加する。

⑥野菜不足を果物で補うことを禁止する。

⑦濃厚な味付けのものを避ける。

⑧肉、魚などの単位量、油脂の使用の有無、量などに特に注意する。

Ⅳ おわりに

外食で一番難しいのは、中華料理のフルコースです。何が主菜で、何が副菜かがよく分からないからです。主菜が次々にでてくるのが、中華料理のなのです。ですから、外食で中華料理が上手に取れるようになったら、あなたは食事療法を卒業したといえます。

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