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2022年11月21日

狭心症とは(その1)

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Ⅰ 狭心症とはどんな病気か 
  
狭心症とは心臓の栄養血管である冠動脈の病変で,心筋が一過性の虚血に陥ることによって生じる胸部不快感を主症状として、心電図変化、心筋代謝異常、心機能障害を来す臨床症候群のことをいいます。1768年に最初にWilliam Herberdenにより報告され、その後今日のような詳細な病態が明らかにされてきました。 
 狭心症の臨床症状は多岐にわたり、胸部絞拒感や胸部圧迫感などの典型的な症状を示す狭 心症から、胸部灼熱感、息切れ、全身倦怠感など、非典型的な症状も認められます。このため、痛みの性状、発作の好発時間帯、発作の発生誘因、安静での改善の有無などが診断に重要になります。 
 また、心筋虚血は認めるものの、狭心症の自覚症状が無い場合もあり、無症候性狭心症といわれています。この無症候性狭心症は糖尿病患者でみられることが多く、自覚症状のある狭心症に比べて死亡率の高いことが知られており、注意が必要です。

Ⅱ 狭心症の病態 
  
心筋虚血は心筋への動脈血流入の減少により、心筋が必要とする酸素消費量に対し、酸素供給量が不足することで、心筋での酸素需要と供給のアンバランスが生じている状態です。様々な因子が、この心筋への酸素と需要に影響を及ぼしています。 
 狭心症は、①酸素供給量減少によるもの、②酸素需要増加によるもの、③両者の混合によるもの、に分類されます。酸素供給量減少による狭心症としては、主に冠動脈の血流量の減少や途絶、冠動脈血中の酸素濃度の低下により生じます。また、酸素需要増加による狭心症としては、主に心拍数や心筋ストレス、左室収縮の増加により生じます。心筋の酸素需要量増大は、労作や感情、精神的ストレスにより、ノルエピネフリンが分泌されることにより起こります。また、食事や発熱、甲状腺機能亢進症、頻脈、低血糖でも、酸素需要量が増大します。 

Ⅲ 狭心症の分類 
 狭心症は、①発症機序からみた分類、②発作の誘因からみた分類、③経過から見た分類など、種々の観点から分類されています。 
  
1 発症機序からみた分類:器質狭窄による狭心症
             急性冠症候群
冠単縮性狭心症
微小血管性狭心症
  
2 発作の誘因からみた分類:労作性狭心症
       安静時狭心症
労作性安静時狭心症

3  経過からみた分類:安定狭心症
不安定狭心症 

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