再診の方は原則「予約制」となります。
052-930-1311
お知らせ
2024年1月7日

生活習慣病と妊娠(その2)

0

Ⅱ 糖代謝異常と薬物療法(続き) 

3 産後(授乳期) 

分娩後はインスリン需要量が急激に減少するので、インスリン療法中の場合は低血糖に注意して、インスリンの減量または中止します。

Ⅲ 高血圧と降圧療法 

高血圧合併妊娠の発症頻度は0.5~5%とされていますが、一般に高齢になるほど増加し、妊婦の高齢化と肥満の増加に伴い増加傾向にあります。高血圧合併妊娠は母体死亡が正常血圧に比べて約5倍、胎児死亡や新生児死亡が約2倍と極めてハイリスクな妊娠となります。具体的な周産期リスクは、常位胎盤早期剥離、早産・胎児発育不全、帝王切開の増加などが挙げられます。こうした合併症の発症率は、高血圧の罹病期間や重症度、加重型妊娠高血圧腎症の併発と関連します。また、特に重症高血圧患者さんでは子痛や脳血管障害などの重篤な合併症を発症する危険性があります。 

1 妊娠前 

高血圧女性は、妊娠前に血圧が適切にコントロールされていることが望ましく、この降圧目標を達成するために多くの場合2~3剤の併用が必要です。降圧薬としてはRA系阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)あるいはアンジオテンシン受容体阻害薬(ARB)、Ca桔抗薬や利尿薬が推奨されていますが、ACE1やARBは妊娠初期での使用は胎児奇形のリスク増大がいわれていますので、妊娠希望の場合は他の降圧薬に切り替えます。 

2 妊娠中 

妊娠初期から中期には生理的に血圧が下降する可能性があるため、軽症高血圧合併妊娠では妊娠初期から降圧薬の減量もしくは中止を検討します。妊娠中に高血圧を発症した時は、軽症の場合は食事療法で様子をみますが、重症高血圧(160/110mmHg以上)では降圧薬を開始します。 

3 産後(授乳期) 

殆どの薬剤は乳汁中に分泌され、児は母乳を通じて薬剤を摂取することになります。しかし、子宮内の暴露水準に比べると母乳を介する薬剤暴露は桁違いに少なく、授乳婦が使用しても児への影響は殆どありません。

一覧に戻る
0
ページトップへ
ご予約はこちらから
tel 052-930-1311 FAX 052-930-1310
再診の方は、原則「予約制」となります。※急患や初診患者はこの限りではありません
地下鉄東山線千種駅5番出口から徒歩1分
地図を見る
診療時間と休診日