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2024年1月22日

高中性脂肪血症と食事療法(その1)

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Ⅰ はじめに 

高中性脂肪血症は、中性脂肪(Triglyceride:TG)が血中に停滞した状態のことで、食事による外因性要因と代謝異常などによる内因性要因から発症します。原発性高脂血症といわれている遺伝的な代謝異常で引き起こされる高TG血症という病態では、食事療法単独で正常化することは難しいのですが、続発性高TG血症のうち、飲酒、肥満、糖尿病などの生活習慣病の関与が大きい高TG血症は、食事療法への反応性が高く、短期間で正常化することが可能です。生活習慣病と関わる脂質異常症の食事療法で注意しなければならないのは、局IG血症の改善だけを目的とした食事療法を行うと、高コレステロール血症を招来してしまう可能性があることです。これを防止するための脂質異常症の基本となる食事療法を行いながら、特に血中TG濃度の低下を目指すようにすることが必要です。 

Ⅱ 脂質異常症の食事療法 

1 基本となる食事療法 

(1)適正体重の維持と栄養素配分のバランス
・標準体重と日常生活活動量を基に、総摂取エネルギー量を適正化します。
・肥満を解消するためには、エネルギー摂取量(kcal/日)=標準体重(身長inX身長inx22)X身体活動量(軽い労作で25~30,普通の労作で30~35,重い労作で35 ~)kcalを目指しますが、まずは現状から一日に250kca1程度を減じることから始めます。
・エネルギー配分は、脂質20~25%、炭水化物50~60%とします。 

(2)脂質の選択
・飽和脂肪酸の多い食品を摂りすぎない(エネルギー比率として4.5~7%)
・n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を増やします。
・工業由来のトランス脂肪酸の摂取を控えます。 

(3)炭水化物の選択
・グリセミックインデックス(GI)の低い食事が望ましく、グリセミックロード(GL)を低く保つ工夫をします。
食物繊維はできるだけ多く摂ります(一日25g以上)。
・糖質(砂糖、ブドウ糖、果糖)の過剰摂取に注意します。 

(4)大豆・大豆製品、野菜、糖質含有量の少ない果物を十分にとります。 

(5)食塩摂取量を6g/日未満にします。 

(6)アルコール摂取を25g/日以下にします。 

2 高TG血症を改善する食事
・炭水化物エネルギー比を低めにするために、糖質を多く含む菓子類,糖含有飲料、穀類、糖質含有量の多い果物の摂取を減らす。
・アルコール摂取を控えます。
・n-3系多価不飽和脂肪酸を多く含む魚類の摂取を増やします。

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