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2016年12月12日

睡眠不足について(その2)

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Ⅳ 若い人ほど睡眠不足
 
 現在は若い人ほどストレスが多く、睡眠不足の傾向があります。経済的にも恵まれていない若い人は、勉強、深夜のバイト、遊び、テレビやコンピューターなどに費やす時間を作りだすために、睡眠時間を削る傾向がみられます。調査によると、18〜29歳の年齢層の24%の人が、実際に居眠り運転をしたことがあると答えています。居眠り運転による悲惨な事故が多いことはみなさんもよくご存じのことと思います。

Ⅴ 睡眠不足の健康に及ぼす影響
 
 睡眠不足は仕事上の集中力の欠如や居眠り運転などの社会生活に影響するばかりでなく、健康にも直接影響します。睡眠不足がインスリン抵抗性を悪化させて、糖尿病のコントロールを悪化させるとされています。高血圧、心臓病への影響はいうに及ばず、ある種の悪性腫瘍や情緒障害の原因になることも報告されています。夜勤勤務者で慢性的な睡眠不足にある人の平均寿命は、10年短いという驚くべき調査結果もあります。

Ⅵ 十分な睡眠をとるために
 
 睡眠不足による、様々な悪影響を避けるためには、十分な睡眠をとればいいのです。それには、みなさんの生活習慣をほんの少し変えればいいのです。具体的な方法は、以下のようになります。

1)定期的に運動をして、バランスのよい食事をとりましょう。カフェイン やニコチンなどの刺激物の摂取を制限しましょう。アルコールには催眠効果もありますが、興奮させる作用により睡眠が浅くなります。寝る前に大量の食物をとらないようにしましょう。

2)寝室でテレビを観たり、本を読んだり、仕事をするのを止めましょう。
 寝室の環境を、涼しく、静かで、薄暗いものにして、寝るのに快適な環境作りに努めましょう。

3)寝床に入っても15〜20分以上も眠られないときは、軽いものを食べてみたり(暖かいミルクは睡眠を誘います)、一度寝床から出て、隣の部屋に行き、気分転換を計った後に、眠るようにしましょう。

4)昼寝のし過ぎに注意しましょう。

5)毎日の生活習慣をできるだけ一定にしましょう。起床時間や就寝時間が 毎日一定時間になるようにしましょう。

6)睡眠薬の乱用に気を付けましょう。

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