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2020年10月5日

筋力トレーニング(その1)

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Ⅰ はじめに
 
運動療法というと、「歩け歩け」の歩行運動を指すのが一般的ですが、筋肉量を増してブドウ糖の消費量を増やすことで糖代謝を改善する効果がある筋力トレーニングも、運動療法の1つとして重要です。しかし、筋力トレーニングは間違った方法で行うと却って体を痛めてしまいかねません。正しい方法で無理のない筋力トレーニングをするのが大切です。

Ⅱ 二つの筋力トレーニング
 
筋肉は過負荷(オーバーロード)された状態で収縮を繰り返していくことで、筋力・パワー・筋持久力が増して、筋肥大が引き起こされていきます。オーバーロードとは、常用しているよりも強い抵抗負荷のことで、要するに普段よりも強く筋肉を収縮させていけば良いということです。
 筋収縮には、握力計を握りしめるときのように動きのない静的収縮と、バーベルを持ち上げるときのように動きを伴う動的収縮の二つがあります。静的収縮は筋肉の長さが固定されていて一定のままで行う運動ですからアイソメトリックス運動とも呼び、動的収縮は筋肉の長さは変化しますが、負荷される量は一定ですからアイソトニックス運動と呼びます。筋力トレーニングというとアイソトニックス運動を指すのが一般的です。

Ⅲ サンドウのウエイト・トレーニング
 
ウエイト・トレーニングはバーベルやダンベルなどのウエイトを用いて運動することからこの様な命名がなされています。しかし、筋にオーバーロードをかける手段はウエイトだけではありません。油圧、水圧、空気圧・弾性体、電磁、あるいは体重や相手が加える力であっても構いません。1960年頃からそれまでのバーベルやダンベルで代表されるフリー・ウエイトの他に、各種抵抗手段を利用したマシーンが登場したことで、ウエイト・トレーニングの範囲が大幅に広まりました。マシーンは、発達させたい筋や筋群に焦点を合わせて負荷がかけられるように設計されていて、動作の範囲が予め決まっているのでガイディング・マシーンとも呼ばれます。これに対してバーベルやダンベルは、練習者の意志ひとつでいろいろな方向に自由に動かすことができるので、フリー・ウエイトとも呼ばれます。
 今日行われているようなトレーニングは、東プロシア生まれのユージン・サンドウ(1867-1925)によって体系づけられました。彼は、19世紀末期に彼自身が体系づけたウエイト・トレーニング・システムで筋肉隆々の肉体美を作り上げ、片手で肩の高さから頭上へ120Kg以上のバーベルを押し上げてみせて、世人を驚かせました。
 サンドウが確立したウエイト・トレーニング理論は、「比較的楽に10回持ち上げられだしたら、ウエイトと反復回数を増やす」という「漸進的過負荷の原則」で、筋力トレーニングの根幹をなすものでした。

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