再診の方は原則「予約制」となります。
052-930-1311
お知らせ
2022年3月7日

糖尿病と口腔ケア(その1)

0

Ⅰ はじめに
 
糖尿病では糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害などの細小血管障害を3大合併症と呼び、さらに脳梗塞などの脳血管障害や心筋梗塞などの虚血性心疾患が大血管障害を加えた5大合併症をこれまで重視してきました。しかし、最近ではこれらの5大合併症の他に歯周病や認知症も糖尿病の合併症として考えられるようになり、7大合併症と呼ぶこともあります。このことは既に広く浸透しつつあり、医科と歯科の連携の重要性がクローズアップされてきています。糖尿病と口腔ケアという2つの言葉の関連性がよく分からないと思う患者さんも多いかも知れませんが、実は糖尿病患者にとって口腔の清潔保持はとても重要な意味を持っています。

Ⅱ 糖尿病と口腔疾患
 
平成23年の健康日本21推進フォーラムによる調査では、健診で血糖値が高く「要治療」と判定されたにも拘わらず、医療機関を受診や治療していない人の割合が約4割で、特に30歳代では約6割に達することが判りました。また、ある報告では、糖尿病の約9割の患者は、糖尿病と口腔疾患の関連性について主治医から説明を受けていなくて、患者自身も量疾患の関連性についての知識を持っていないことが分かりました。さらに、約5割の歯科医・歯科衛生士が通院中の患者が糖尿病であることを知らないという結果も明らかにされました。
 これらのことは、糖尿病、あるいは糖尿病と口腔疾患の関連性に関する知識が、患者側、医療従事者側の両者共に十分に浸透していないことを示しています。

        表 糖尿病に合併する口腔症状・疾患

     1  歯周病
     2  口腔乾燥症と創傷治癒不全
     3  口渇および口腔乾燥
     4  口臭

Ⅲ 糖尿病と歯周病
 
歯周病は嫌気性金の複合感染による歯周組織の慢性炎症疾患で、歯肉に炎症が限局した「歯肉炎」と、歯槽骨などの深部歯周組織まで炎症が波及した「歯周炎」の総称です。臨床的には、歯周炎の方が症状は重篤で、歯肉が腫れて痛い、歯肉から出血する、歯がグラグラと揺れる、口臭があるなどの症状があります。歯周病がある患者の血糖コントロールは不良であることが多く、歯周病を治療すると血糖コントロールが改善することが報告されています。
 歯科での定期的な検査、プラーク(歯垢)や歯石の除去、歯磨き励行が大切です。

一覧に戻る
0
ページトップへ
ご予約はこちらから
tel 052-930-1311 FAX 052-930-1310
再診の方は、原則「予約制」となります。※急患や初診患者はこの限りではありません
地下鉄東山線千種駅5番出口から徒歩1分
地図を見る
診療時間と休診日