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2024年2月5日

高中性脂肪血症と食事療法(その2)

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Ⅲ インスリン抵抗性を解消する 

内臓脂肪蓄積型肥満やメタボリック症候群では、高インスリン血症が持続します。インスリンは末梢組織での糖の取り込みを促進し、余剰のグルコースを脂肪酸に変換して蓄積脂肪とするほか、肝臓での中性脂肪合成を亢進させ、肝臓から超低比重りボタンパク(VLDL)の血中への分泌を高めます。また、高インスリン血症ではりボタンパク分解酵素活性が低下するためにカイロミクロンやVLDLの異化が低下して血中中性脂肪が増加します。
肥満や過体重があるときは、体脂肪の減少を最優先に考えます。エネルギー消費量を高める運動療法を併用しながら、同時に、食事からの過剰なエネルギー摂取を減らして積極的に内臓脂肪を減少させます。現状から3~5%の体重減少を目指すと、血中TG濃度の低下及び高比重リボタンパク(HDLコレステロール)の増加が期待できます。毎日、体重を測定する習慣をつけることも有用です。 

Ⅳ 中性脂肪(TG)を構成する脂肪酸の救急や合成を減らして、脂肪酸を分解させる 

1 脂質:食品に含まれる脂質には、TG(食品交換表にはトリアシルグリセロール当量として記載されています)、コレステロール、りン脂質などがあります。食事で摂取するTGの量は、容量依存的に食後の血中TG濃度を増加させ、食後高脂血症を招きます。 揚げ物、サラダに使うマヨネーズやドレッシング、バター、生クリーム、バラ肉・挽肉・霜降り肉、パイ生地のパンや菓子などを控えます。 

2 糖質:生成された穀類(白飯、白パン、麺、パスタなど)の大盛りや重ね食いを止める。これらを用いた菓子類を控える。特に、果糖や果糖を含む砂糖、異性化糖(果糖を含む液糖)は、清涼飲料水、乳飲料、氷菓などに甘味料として使われていて、これらを含む加工食品の大量摂取はTGを増やすので控えるようにします。糖質含有量の多いバナナ、ブドウ、柿,マンゴー、梨などの摂取頻度と量に注意が必要です。 

3 アルコール:アルコールの過剰摂取は肝臓でのTG合成を亢進させます。禁酒により短期間で血中TG濃度の改善がみられることはよくあります。 

V エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA) 

魚、由来のEPAやDHAなどのn-3系多価不飽和脂肪酸は肝臓での脂肪酸合成を抑制し、VLDL分泌を減少させるため、血中TG濃度を20~40%減少させます。

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