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2020年5月10日

よくある食事療法に関する質問(その4)

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質問7:飲酒のしかたはどうしたらよいのでしょうか?
回答
 飲酒はよく血糖コントロールが不良となる要因として挙げられます。アルコールは1グラム当たり7kcalの熱量がありますが、エネルギー以外の栄養素成分はほとんど含有していません。そのため、適度の飲酒であっても食物摂取によるカロリーにアルコールエネルギー相当分のカロリーを付加することになり、体重増加の原因となります。さらにアルコールにある脂肪の酸化抑制作用は、エネルギー基質のバランスを変えることになり、体重増加に拍車をかけます。また、アルコールは、肝グリコーゲン蓄積が少ない状態では糖新生を抑制するため低血糖を引き起こします。
 この様な理由から、飲酒は血糖コントロールが安定している患者さんに限り許可されますが、エタノール換算で25グラム程度までとするのが原則です。また、インスリン分泌促進薬を内服していたり、インスリン治療中の患者さんは、低血糖のリスクを減らすために食事と一緒に摂取することが望ましい。また、メトホルミン(メトグルコ250mg錠)を内服中の患者さんは飲酒による重篤な乳酸アシドーシス誘発も報告されているので注意が必要です。
 したがって、治療法や血糖コントロール状況を考慮して、飲酒の可否を判断しますが、アルコールは、血中濃度0.5~1.0mg/dl(日本酒1~2合)から精神的抑制がとれること、アルコールの食欲増進作用があることなど、エネルギー過剰や過食の原因となることも忘れてはなりません。
                 
 血糖コントロールへの悪影響を軽減するための飲酒の工夫
           
1)揚げ物料理での油脂量を控え、2単位までのアルコール摂取とする
2)食事と一緒にアルコールを飲み、2単位までで止める
3)週のうち3日までの飲酒に留める
4)1回量を今までの半分にするか、アルコール濃度が半分以下のものに替える

酒類とアルコール量(純アルコール25gに相当する量/単位数)

日本酒(15.4%)160ml/2.3           
ビール(4.6%)500ml/2.5
ワイン(11.4%)200ml/2.0  
ブランデー(40.0%)60ml/2.0
ウイスキー(40.0%)60ml/2.0
ウオッカ(40.4%)60ml/2.0
焼酎 甲類(35%)70ml/1.8
焼酎 乙類(25%)100ml/2.0

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