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2015年12月7日

コレステロールについて(その2)

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Ⅳ 表3の食品中のコレステロール値(100グラム中)

 食品中に含まれるコレステロールの正確な値は、別の本で調べて貰うことにして、ここでは皆さんが覚えておくとよいと思われる、おおよその目安をお示しします。

1)コレステロールの多い食品(100mg以上)
卵、いか、たこ、牛レバー、車えび、うなぎ、
ししゃも、たこ、きす、さんま

2)コレステロールの少ない食品(100mg以下)
ぶり、いわし、あさり、さば、さけ、かき、たい、
ひらめ、かれい、さつま揚げ
焼豚、牛肉(もも)、豚肉(もも)、鶏肉(手羽)
プロセスチーズ、ウインナー、牛乳

3)コレステロールを含まない食品
大豆製品

Ⅴ コレステロールを下げる作用のある薬
 当院で採用しているコレステロールを下げる作用がある薬です。

1)スタチン系: リバロ錠2mg錠
クレストール錠2.5mg

2)フィブラート系:トライコア錠80mg
          リピディル錠80mg

3)その他:ロトリガ2.0g包(EPA+DHA)
      コレバイン錠500mg

Ⅵ コレステロールの下がりすぎはあるのか

 降圧薬内服することで血圧が下がりすぎてふらついたりすること(低血圧)や、血糖降下薬内服で血糖が下がりすぎて様々な障害が起こること(低血糖)と同様に、コレステロールを低下させる薬を内服することで、コレステロールの下がりすぎるために引き起こされる危険はあるのでしょうか。
 総コレステロール値が35mg/dL以下になると、溶血性貧血が起こるとされていますが、新生児や動物のコレステロール値が50mg/dLであることから、このレベルまでは安全だとされています。高血圧症では脳出血が増えたとの報告もありますが、多くの調査・研究ではこれは否定されています。
 また、コレステロールを下げすぎると癌になるということを盛んにいう人たちがいますが、これは癌患者さんのコレステロール値が癌による消耗のため低くなったことをみて、コレステロールが低いから癌になったと騒いでいるだけのことです。癌になったからコレステロールが低下したのであって、コレステロールが低かったから癌になったわけではありません。
 

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