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お知らせ
2020年5月25日

大災害に備える(その2)

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C 周りの人に糖尿病であることを伝え(特に1型糖尿病)、正しく理解してもらいましょう
 
学校や会社、地域でいざというときに頼りになり、助けてくれるのは周りの人達です。ただし、周りの人達はあなたが糖尿病(特に1型糖尿病)であることを知らなければ、また糖尿病(特に1型糖尿病)についての知識がなければ助けたくても助けることができません。職場の上司や同僚、友人などとじっくり話をして、糖尿病(特に1型糖尿病)について正しく理解して貰いましょう。いざというときにどのような助けが必要か、などということも話しておくと良いでしょう。

D 1型糖尿病の友人を作りましょう
 
特に1型糖尿病患者さんにいえることですが、阪神・淡路大震災の時にインスリンが不足した際に助けてくれたのは、同じ1型糖尿病の友人だったという話があります。同じ病気を持つ友人はたとえ災害が起こらなくともお互い気持ちが分かり合える大切な関係です。

E 身近なネットワークを作りましょう
 
地域の防災訓練に参加してみましょう。この時注目すべきことは、「どの人なら災害時に信頼できそうか、手助けしてくれそうか」を、あなた自身が見極めることです。
 防災訓練には地域の行政職員、消防団、自治会、自主防災組織の人など、災害時の助け合いのキーマンになる人が勢揃いします。その中で、信頼できそうな人の顔と名前をしっかりと覚えておきましょう。もし、勇気が持てたなら、自分の病気のことをこっそりその人に伝えてみて下さい。その時には、その人を肩書きや所属で考えたりせず、一人の信頼できる人として、相手の名前を呼びながら相談することがポイントです。これは「名指し効果」といわれるものです。人は組織の一員として扱われたときより、一人の人間として支援を求められたときに、より親身になって行動してくれます。

F 支援体制について調べておきましょう
 
実際に災害が起きたときに、支援が期待できる状態かどうかが判らないのですが、今のうちからどのような支援体制になっているかを知っておく必要があります。避難場所や医療救護活動が、どこでどのように行われるのかを知っておきましょう。

G 日頃から良好な血糖コントロールを身につけておきましょう
 
日頃から良好な血糖コントロールを身につけている人は、体が正しい血糖値を覚えていて、非常時にも血糖値が安定しやすくなるといわれています(メモリー効果)。

H 自分が糖尿病であることを示すものを持ちましょう。
 
非常時に低血糖昏睡などになったときに、優先的に治療してもらうために必要です。
 

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