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2015年12月28日

歯を守る五つのルール(その1)

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 糖尿病は細かい血管が障害される病気です。このため、健康な人に比べて虫歯や歯肉炎などの口腔内の病気が多いのが特徴です。歯槽膿漏のために抜歯されてしまうと、歯は二度と生えてきません。歯が健康であるということは、美容上の問題ばかりでなく、食事をおいしく食べるのにも大切です。歯をケアするための五つのルールを守り、いつまでも健康な歯を維持するようにしましょう。

Ⅰ ルール1:血糖コントロールは良好に
 
 血糖コントロールがわるいと、傷の治りが遅くなったり、化膿し易くなるます。このため、血糖コントロールの悪い糖尿病患者では歯肉炎が健常者の2倍以上みられます。また、血糖コントロールが悪い糖尿病で時々みられる口腔内乾燥症が虫歯や歯肉炎を誘発します。血糖値を良好にコントロールすることが基本です。

Ⅱ ルール2:歯によいものを食べる
 
 糖尿病治療の基本は食品交換表に基づいた食事療法にあります。歯によい食事というのも、基本は同じです。栄養バランスのよい食事は、虫歯や歯肉炎などの危険性を低下させます。食事療法で歯に問題となるのは、「何を食べたか」ではなくて、「何時食べたか」ということです。穀類や果物に含まれる糖分は、虫歯の原因であるプラーク菌が酸を分泌して歯を攻撃する元になります。このリスクを低下させるためには、間食を控えることが大切です。三度の食事は、間食に比べて、虫歯になる危険性は低いとされています。その理由は、食後の歯磨きと食事中に分泌される多量の唾液が、プラーク菌からの酸を洗い流してくれるからです。
 間食するときは、生野菜のような健康によい食物をとるようにします。

Ⅲ ルール3:一日に2回は歯をみがきましょう。
 
 歯を常に清潔に保つことが大切です。歯みがきを正しく行いましょう。
1)少なくとも一日2回は歯をみがく。
2)毛の柔らかい歯ブラシを選びましょう。
3)フッ素を含んだ歯磨き粉を選びます。
4)歯ブラシの毛先を45度の角度で歯に当てて、優しく丁寧に、細かく左右に動かして、磨きましょう(バス法)。
5)歯の表側だけでなく、裏側や舌もきれいにしましょう。
6)歯ブラシは3ヶ月毎に新しいものに取り替えましょう。

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