自転車運動について(その2)
Ⅲ 自転車運動の利点と問題点
自転車運動の利点としては、
1)腰、膝、足首などの関節への負担が少ない。
→肥満や過体重の人に適している運動といえます
2)主な運動筋である下肢筋は全筋肉の70%を占める。
→下肢筋の増大は消費エネルギーの増大や安静時の代謝の亢進をもたらすので、肥満改善と 共に、肥満しにくい体質になる予防効果も期待できます
3)速い速度で運動できるので、風による冷却効果が期待できる。
→発汗量が少なくなり、脱水になりににくい。
4)広範囲を移動できるので周囲の景色が変化に富む。
→飽きにくく、継続しやすい運動といえます
5)ペダルを踏み込むときに働く大体四頭筋や、ペダルを引き上げるとき踵をあげることで働く下腿三頭筋(ふくらはぎ)が強化できる
→変形性膝関節症の予防になります
自転車運動の問題点としては
1)自転車が必要となる。
2)バランス感覚が求められる。
3)交通事故に対する注意が必要。
4)歩行運動と異なり、他の人と会話しながらできない。
が挙げられますが、特に大きな問題はなさそうです。
Ⅳ 自転車運動の実施方法
自転車運動を行う上での注意事項について補います。
消費エネルギーは体重70Kgの男性が平地を時速10Kmで30分間走ると、約2単位(160kcal)となります。これは同じ時間を歩行運動するのに比べて約2倍の消費エネルギーが得られるため、効果的な運動といえます。
季節に関しては、夏の自転車運動は風を切って涼しいのですが、冬は逆にとても冷たくて耐え難いし、吸い込む息がとても冷たいときは、不整脈や狭心症を誘発する危険性があります。このため、冬の自転車運動は、歩行運動に切り替えた方が安全といえるかもしれません。
なお、坂道を登るときは、ペダルを座ったままでこげる程度に変速ギアを調節して、決して息まないようにすることが、自転車運動を有酸素運動として維持するのに重要です。
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月