再診の方は原則「予約制」となります。
052-930-1311
お知らせ
2019年2月25日

間食(嗜好食品)の取り方について(その2)

0

Ⅲ 間食はどのくらいまでなら食べてもいいのか
  
 間食をとる場合の注意点としては、
1)間食は果物、牛乳、低カロリー食品をとる
2)お菓子やジュースは控える
3)間食は2単位以内(160キロカロリー)を目安にする
4)間食の時間は午後3時頃にする
などがあります。夕食後の間食は、夜間の血糖値を上げる原因となるため、お勧めできません。また、血糖値を上げやすいスナック菓子やチョコレートなどのお菓子は避けて、牛乳や果物などの適量をとるようにしましょう。それでも、どうしてもお腹がすいて困ったときには、カロリーが低く、満腹感が得られやすい、ノンカロリー食品や野菜スティックなどをとるようにしましょう。また、市販のお菓子は、見た目以上に高カロリーなので、特に血糖値が高いときや体重が増えたり、肥満のために減量中の時には控える方が賢明です。
 市販の清涼飲料水には、糖分が約12%も含まれていて、1.5リットルのペットボトルには100から180グラムの糖分が入っています。清涼飲料水の飲み過ぎが原因で起こる急性糖尿病昏睡の「ペットボル症候群」が若い人に増えてきています。水代わりにペットボトルを飲むのは危険ですから止めましょう。注意しなければいけないのは、「低カロリー」とか「ノンカロリー」と表示してあっても決してカロリーがゼロではないことです。

                                      低カロリー、ノンカロリー表示の定義
                                            表 示         100ml当たり
ノンカロリー   無、ゼロ、ノン       5kcal以下
低カロリー    低、控えめ、オフ     20kcal以下

Ⅳ まとめ
  
 糖尿病の食事療法では、できるだけ間食(嗜好品)をとらない生活習慣を身につけることが大切です。間食としての果物は血糖コントロールを乱しやすいので、むしろ食事と一緒に食べる方が血糖値への影響が少ないともいわれています。しかし、分食することは、空腹時の対応として、また食に対する満足感が得られるためにお菓子などを控えることにも繋がります。人工甘味料などを利用した手作りのお菓子を作ってみるのもよいかもしれません。
 間食習慣は、
1)摂取後の高血糖
2)食べ過ぎによる肥満
3)中性脂肪の増加
4)血糖コントロールの悪化
などを引き起こします。
 結局、糖尿病の食事療法では、まず間食を控えること、止めるようにすることが大切といえます。
 
                         
 
                                        

一覧に戻る
0
ページトップへ
ご予約はこちらから
tel 052-930-1311 FAX 052-930-1310
再診の方は、原則「予約制」となります。※急患や初診患者はこの限りではありません
地下鉄東山線千種駅5番出口から徒歩1分
地図を見る
診療時間と休診日