洪内科クリニックの専門医による糖尿病通信

Ⅲ 投与量の調節　 　　 先に述べたような薬物動態の加齢変化によるために、高齢者では代謝低下による最大血中濃度の上昇や排泄低下による半減期の延長から薬物血中濃...

Ⅰ 高齢者における薬物有害事象の頻度と特徴　 　　 高齢者では、若年者に比べて薬物有害事象（広義の副作用：薬物アレルギーなど確率的副作用のほかに、薬効が強く...

Ⅲ 部位別がんの性差とその原因 1 肺がん 　男性の79歳までの肺がん累積罹患リスクは5.9％で、女性の2.5％の2.4倍高く、性差は年齢と共に大きくなる傾...

Ⅰ 癌罹患率からみた性差　 　　 がん研究振興財団の「がんの統計‘14」によると、2010年に新たに診断された癌は推定約81万例（男性約47万例、女性約34...

Ⅲ 妊娠合併症と将来の生活習慣病 　　 妊娠・出産を経験することも男性と異なる点ですが、近年の研究で妊娠・出産経過が将来の　生活習慣病や脳・心血管病の発症を...

Ⅰはじめに　 　　 現代のわが国では多くの女性が高等教育を受け、社会で活躍しています。また、わが国の女性は平均寿命が86歳を超え、世界でもっとも長寿となって...

Ⅲ　NAFLDについて 　　 脂肪肝を伴う非飲酒者を肝硬変への移行リスクが高い非アルコール性脂肪肝炎（non-alcoholic steatohepatit...

Ⅰ　はじめに 　 わが国では、長年にわたりＢ型慢性肝炎やＣ型慢性肝炎、そして過量飲酒が慢性肝疾患、肝硬変、肝細胞癌の原因として重要視されてきていました。しか...

Ⅲ　なぜ脆弱からフレイルに変えたのか 　 フレイルはfrailtyの日本語訳です。Frailtyの日本語訳としてはこれまで「脆弱」が使われてきましたが、「老衰...

Ⅰ　はじめに　 　 医学の進歩に伴う治療法の発展は高齢者の増加を招きました。2025年にはわが国の後期高齢者が2100万人を超えるものと予想されています。正...