洪内科クリニックの専門医による糖尿病通信

Ⅰ　コレステロールは高いほど長生きするのか　 　 「コレステロールは高いほど長生きする」という新聞記事が掲載され、コレステロール低下療法中の患者さんに不安を与え...

Ⅱ　日本人の血清脂質の推移 　 「日本人の血清脂質調査」は、わが国での血清コレステロール値の動向を知るために1960年から10年ごとに行われている全国調査で、...

Ⅰ　はじめに 　 血清低比重リポ蛋白コレステロール（LDL）は虚血性心疾患の重要な危険因子です。フィンランド、米国、ギリシャ、イタリア、旧ユーゴスラビア、オラ...

Ⅳ　今回フランスで行われた臨床試験結果をどう考えるか 　 CNAMTS試験は、フランスの主要な健康保険データシステムから下記の条件を満たす患者を抽出して検討...

Ⅰ　はじめに 　　 2011年の春、フランスの民間団体がフランス政府に対して、調査によって「アクトスが膀胱癌を増やす」ということが明らかになったので、直ちに...

Ⅴ　エネルギー量を確保するために ①油の使用を増やす：高脂血症に注意が必要となります。 ②砂糖はインスリンの必要量を増やすので使用を控え、はるさめ、マロニー...

Ⅲ　糖尿病腎症での低タンパク食の治療効果 ①腎不全の進行抑制効果 ②尿蛋白減少効果 ③高窒素血症の改善効果 ④血清電解質異常の予防・改善効果 Ⅳ　...

Ⅰ　はじめに 　 糖尿病の三大合併症として糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害がありますが、近年、糖尿病腎症に罹患する患者数の著しい増加がみられています...

Ⅳ　腎硬化症の自覚症状 ①動脈性腎硬化症 　腎動脈病変が軽度の場合、自覚症状はほとんどありません。アテローム性動脈硬化病変が高度に存在するときは、高齢者で急...

Ⅰ　はじめに 　 糖尿病患者さんが尿検査で尿タンパク強陽性が持続していて、血液検査で腎機能の指標となる血清クレアチニン値が高くなると、糖尿病性腎症が進行して...